特別養護老人ホームの求人・年収・転職のポイント

特別養護老人ホーム 転職

特別養護老人ホーム(特養)とは、社会福祉法人や地方公共団体が運営する公的な介護施設です。特養は介護保険法の定める「介護老人福祉施設」であり、疾患や障がいなどによって在宅での生活が困難と認定された高齢者が入居できる介護施設です。また特養では、介護に関する高度な知識やスキルが求められるため、向上心やキャリア思考の強い人に特養は人気があります。ここでは、特養の職場環境や仕事内容について、また特養に向いている人や求められるスキルについて紹介しています。

特別養護老人ホームってどんな施設なの?

特養を利用することができる要介護者は、介護保険によって定められた要介護3以上の人に限られます。以前は、要介護1以上の認定を受けた人が入所できる施設でしたが、高齢化社会の進行に伴って、特養以外の介護施設や在宅での介護が困難な人が増え続けていることから、2015年4月以降、原則として要介護3以上の人だけが入所可能な施設になりました。しかしながら、特養の施設数・入所者数は全国で約8000施設・約52万人と依然として多く、同時に、入所を待つ希望者が数多く居ます。

特養ではどんな人が働いているの?

特養で働く職員は、常勤・非常勤を合わせて全国で約30万人います。具体的な職種としては、ケアワーカー(介護福祉士)・ヘルパー(介護員)・ケアマネージャー(介護支援専門員)・生活相談員などの介護職を始め、栄養士・調理師・医師・看護師・機能訓練指導員といった介護サービスを支える職種などさまざまです。そのため、特養で働く人には、施設内外の各専門家と密にコミュニケーションを取り、最適な介護サービスを探し続ける姿勢が求められます。

また、介護サービスを安定的に提供するために、特養には様々な基準が厳しく定められており、例えば、「入所者3人に対して介護職員もしくは看護職員を1人以上配置しなければならない」「入所者と生活相談員の比率は100:1以上でなければならない」といった基準があります。そのため、特養の介護職員の採用ニーズは安定的に高く、通年で求人を探すことができます。

特養に転職する3つのメリット

1.年収や待遇が優れている

特養は、他の介護施設や介護サービスの求人と比較して、年収や待遇が優れていることが多いという特徴があります。具体的には、首都圏の特養の平均年収は常勤の場合で400万円〜500万円、非常勤の場合で250万円〜300万円に設定されており、高めの年収水準となっています。特養の年収相場が高い理由としては、介護職員に求められる知識やスキルが高いことや、社会福祉法人や地方公共団体など公的な機関によって運営されていることなどが挙げられます。

また、実際に特養の求人を探す際には、年収の総額も重要ですが、残業手当や夜勤手当の有無や、住宅補助などの福利厚生がどのくらい充実しているか、ということも働きやすさややりがいに直結しますので、必ずチェックしておくようにしましょう!

2.仕事のやりがいが大きくスキルアップに最適

特養は要介護3以上の入所者を対象とするため、そこで働く介護職員には、介護に関するより高度なスキルと深い知識が求められます。そのため、仕事の責任が大きい反面、仕事のやりがいや達成感はとても大きく、スキルアップやキャリアアップを強く目指す人にとって働きやすい職場環境と言えます。また、特養では入所者の看取りを行うことが多いため、終末医療や終末介護の経験を積みたいと考えている人にもお勧めです。

3.向上心が強い仲間と仕事ができる

職場環境は仕事のやりがいやストレスを左右する大切な要因の1つです。特養では、向上心が強い介護職員や医療スタッフが数多く働いているため、お互いに切磋琢磨しながら仕事に取り組むことができるというメリットがあります。また、特養は規模の大きい施設が多く、自分の職種以外の様々なスタッフの働きぶりを直接見ることができたり、勉強会や資格手当などの支援制度を利用することができたり、といったメリットもあります。

特養に転職するデメリットとは?

仕事の難しさや仕事量の多さに戸惑うことも

特養以外の施設から特養に転職した人の中には、仕事内容や仕事量のギャップに戸惑う人が少なくありません。特養の入所者は要介護3以上の人であり、移動・食事・入浴・排泄などすべての場で介護を必要としています。また、自分で動くことが困難な寝たきりの人も多いため、身体を起こすだけでも大変なシーンがあります。また、一人の入所者に丁寧に接することも大切ですが、時間がかかりすぎてしまい、担当する他の入所者に手が回らなくなってしまうという悩みに直面することもあります。

そのため、特養で働く人には、体力的・精神的なタフさや業務を効率的に進める力が求められ、慣れない内は大きなストレスを感じてしまったり自己嫌悪に陥ってしまったりすることがありますので、自分ひとりで抱え込まずに先輩スタッフや同僚に相談しながら、徐々に仕事に慣れていくようにしましょう。

特養への転職が難しくなる可能性がある

特養へ転職を考える人が押さえておくべきテーマとして、特養の施設数や入所希望者数の今後の展望があります。これまで、特養は特に高度な介護を求める高齢者のニーズが大きい施設でしたが、その理由の1つに「入所費用の安さ」があります。公的施設の特養と同じレベルの介護を民間施設で受けるとなると、数倍〜数十倍の費用が必要になることが一般的です。

しかし、介護保険法の改正により、2015年8月以降、一部の介護サービス利用者の負担額が増加したり、費用の減免を受けるための条件が厳しくなったりしています。そのため、特養に入所する費用面のメリットが減少しており、入所を希望する人は少なくなってきています。具体的には、東京都の特養への入所待機者は2013年から2015年にかけて約18%減少しており、この動きは地方にも見受けられます。特養への入所希望者が減れば、それだけ特養に必要な介護職員が減る可能性があり、転職競争が激化する可能性があります。

特養に向いている人って?

仕事のやりがいや達成感を重視する人

特養は、年収や待遇だけではなく、仕事のやりがいや達成感を重視したい人に向いています。特養の仕事は決して楽なものではなく、日々の業務の忙しさに疲れ果ててしまったり、入所者から心ない言葉を受けてしまったりということがあります。しかし、難しく大変な仕事であるからこそ、自分の目指す介護を実現できたり、入所者やその家族から感謝の言葉をかけて貰ったりしたとき、何にも代えられない大きなやりがいや達成感を得ることができます。

キャリア志向の強い人

特養では、介護に関するより高度で専門的な知識・スキルを求められ、日々の業務を通じて着実にスキルアップをすることができます。また、特養で経験を積むことで、年収アップやキャリアアップをスピーディーに実現することができたり、どんな介護の職場でも活躍できるという自信を持つことができたり、といったメリットがあります。特養の求人の中には、勉強会や資格手当など介護職員のキャリアアップに特に力を入れている求人がありますので、それらの制度に注目して転職先を決めるのも良いでしょう。

チームワークの介護を行いたい人

特養の入所者は、生活のほとんどすべてにおいて介護や医療を必要としています。そのため、特養で働く人は、様々な職種の人と連携しながらチームワークの介護サービスを提供することが求められます。そのため、特養は自分でコツコツと仕事を進めることが好きな人よりも、他の職員と密にコミュニケーションを行いながら仕事をすることが好きな人に向いています。また、将来的に管理職を目指している人や独立・開業を考えている人にとって、組織で介護サービスを提供する経験は必須と言えます。

介護専門の転職サイトで特養の求人を探してみよう!

転職に興味のある人やこれから転職活動を始める人は、まず介護専門の転職サイトで特養の求人を探してみましょう!実際にどのような求人があるか、自分の希望する条件に合う求人があるか、自分の知識やスキルを活かして転職できそうかなど、様々な視点でチェックしてみましょう。

特養の求人は通年で見付けることができますが、有料老人ホーム等の民間介護施設の求人と比較すると求人数は少なめです。そのため、収入面や待遇面に優れた求人が出されると、応募が一気に集まってしまいすぐに締め切られてしまうこともあります。当サイトでは、特にお勧めの介護専門の転職サイトを紹介していますので、まず無料登録をしておき、最新の求人情報を見逃さないようにしておきましょう!

MC介護のお仕事

MC介護のお仕事MC介護のお仕事MC介護のお仕事は、株式会社メディカル・コンシェルジュが運営する介護従事者のための介護職専門求人情報サイトです。開設当初から医療・介護に特化したサービスを提供しているサイトなので、案内できる求人が8,000件以上(2017年5月調べ)と充実しています。また、会員登録をすると、求人への問い合わせや、介護職専任のキャリアコンサルタントに転職相談をすることができます。日々のお仕事の中で感じる不安や悩みといった相談も親身に応対してくれるおすすめの介護求人サイトです。

ベネッセの介護士お仕事サポート

ベネッセの介護士お仕事サポートベネッセのベネッセの介護士お仕事サポートは、さまざまな勤務形態からご希望の条件にあった求人転職情報・お仕事を紹介してくれる転職サイトです。人材紹介や派遣の求人も扱っていることが特徴で、夜勤専任のお仕事や看護助手をはじめとする、幅広い要望を叶える仕事を紹介してくれます。また、ベネッセMCMでは、全国で有料老人ホームを運営する株式会社ベネッセスタイルケアのグループ会社であることから、介護士の転職にノウハウをたくさん持っており、初めての転職であってもきめ細やかなサポートをしてくれることが大きなメリットです。もちろん、ベネッセスタイルケアの求人を紹介してもらうこともできるので、転職サイトを利用するのであればぜひ利用したいサービスです。