介護療養型医療施設の求人・年収・転職のポイント

介護療養型保健施設 転職

介護療養型医療施設とは、介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)、介護老人保健施設と並ぶ、介護保健制度を利用可能な公的介護施設です。
介護療養型医療施設は、原則として、要介護1以上の65歳以上の人が入所基準を満たすとされます。ただし、医療ケアが必要な重度の要介護者が優先的に入所できる仕組みを採用しているため、実際には要介護4以上の方が多いのが現状です。そのほか、伝染病にかかっていないこと、などの、施設ごとの基準があります。長期入所が前提となる施設です。ここでは、介護療養型医療施設という介護施設の一種について紹介しています。

他の2つの公的施設との違いは?

介護療養型医療施設は「病院」、他2つは「介護施設」

3つの公的施設のうち、介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)、介護老人保健施設の2つは、国の設置区分によると「介護施設」の区分に入りますが、介護療養型医療施設だけは「病院」という位置づけになります。ここが、介護療養型医療施設と他2つの公的施設との違いです。実際に転職サイトを見ていただくとわかるかと思いますが、介護療養型医療施設の運営事業所は、多くが病院または診療所です。そのため、利用者にとっては医療費の負担が大きくなります。

病院と介護療養型医療施設の違いは?

病院と療養病床の違いは、目的にあります。病院は「治療」が目的ですが、介護療養型医療施設は「療養」が目的です。病院で治療した後、自宅での療養は難しいが、入院することも難しい、という人が、介護療養型医療施設を利用します。

介護療養型医療施設で働く職種は?

介護療養型医療施設では、以下のような職種の人が働いています。

  • 医師
  • 薬剤師
  • 栄養士
  • 看護職員
  • 介護職員
  • 理学療法士
  • 作業療法士
  • 介護支援専門員

介護療養型医療施設の人員配置の特徴は?

看護・医療・リハビリスタッフが充実

「病院」と位置づけられる介護療養型医療施設は、他2つの公的施設と比べ、医療体制が充実していることが特徴です。具体的には、医師は医療法に定められている規定数以上、看護職員も入所者6人に対して1人が配置される決まりです。理学療法士、作業療法士も基本的には配置されます。介護の現場のひとつとして考えられる介護療養型医療施設ですが、病院または診療所の敷地内に併設されることも多いため、イメージとしては、病院そのものと考えてもらったほうがとらえやすいかと思います。

介護療養型医療施設の仕事内容は?

医療スタッフ

医師による診療や、看護師による療養上の医療的ケア、また理学療法士や作業療法士による機能訓練をおこないます。医療スタッフによるケアの充実が、介護療養型医療施設の大きな特徴です。

介護スタッフ

食事や排泄などの介助、食事サービスの提供などをおこないます。特徴的なのは、重度の要介護者が多いことから、レクリエーションやイベントがほとんど存在しないことです。そのため、行事などを通じて利用者とのコミュニケーションをとりたい・信頼関係を構築したいと考えている人にとっては、介護療養型医療施設で働くことは向いていないかもしれません。

「介護療養型医療施設の廃止」って何?

介護療養型医療施設は新設されておらず減少傾向。しかし転職活動上の問題はない。

「介護療養型医療施設を廃止しよう」という動きがあったことをご存知でしょうか?なぜこのような動きになったかというと、本体であれば重度の要介護者を優先的に入所させるべきにも関わらず、施設内には医療行為の必要のない人が増えてしまったためです。つまり、入院する必要のない人が、入院している状態になってしまったのです。介護療養型医療施設は公的施設ですので、当然入院者が多ければ、公費負担が大きくなってしまいます。

そこで、「本来の介護療養型医療施設の役割果たしていないならば廃止しよう」という考えが生まれ、施設の廃止が叫ばれるようになりました。2005年にこの話が持ち上がってから、介護療養型医療施設の病床数は、2006年の12.2万床から、2015年3月には6.3万床まで減少しています。しかし、国の思うように入院者の転院が進まないこともあり、結局のところ、原稿の介護療養型医療施設を「療養機能強化型医療施設(仮称)」「他の介護療養型医療施設」に分類することで、実質的に存続する案が出ている、という現状です。

このような流れがあることを、まず介護療養型医療施設への転職を考えている人は理解しておきましょう。そのうえで、転職したあとに介護療養型医療施設が廃止になって仕事がなくなる、という心配がないことも、覚えておいてください。

介護療養型医療施設はこんな人におすすめ!

一人の利用者と長く向き合いたい人

現在、介護療養型医療施設には、重度の要介護者の方が多く入所しています。介護療養型医療施設には入所制限期間がありませんので、状態に合わせて長期の入所も可能です。なかには、入所期間中には10年入所を続けていらっしゃる人もいます。このように長期入所の人が多いので、介護サービスも長期に渡って提供することができます。一人ひとりの利用者と時間をかけて関係を築いていきたいと思う人には、介護療養型医療施設は向いています。

体力に自信がある人

介護療養型医療施設は重度の要介護者が多いため、身体の自由が効かない人も多くいます。そのため、身体介護がハードな施設とされます。体力に自信のある人は、この施設でその強みを活かすことができるでしょう。

介護療養型医療施設に働くひとのお悩み

看取りケアによる精神的ストレスを感じやすい

介護療養型医療施設では、入所者の約4割が、死亡による退所となるというデータがあります。そのため、自分がお世話をしていた利用者が亡くなってしまった際に落ち込んでしまい、精神的にダメージを受けてしまうケースも多くあります。そのような辛い事態が何度繰り返しおこなっても対応できる、強いメンタルが必要です。

介護療養型医療施設の平均年収は?

介護療養型医療施設で働く介護職員の全国平均年収は、250〜300万円とされます。国のデータで全国の平均月給を比較すると、介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)が約31万円、介護老人保健施設が約30万円、介護療養型医療施設が約27万円となりますので、他2つの公的施設と比較すると、年収が低いです。しかし、収入額は、施設区分の種類というよりも、各施設ごとの給与設定により異なりますので、上記の文章は参考程度にご覧いただければよいかと思います。この文章を読んで「介護療養型医療施設は給料が低いから転職するのはやめよう」と思う必要はありません。

介護専門の転職サイトで介護療養型医療施設の求人を探してみよう!

介護療養型医療施設は、医療環境と介護環境の両方が兼ね備わった施設です。医療の観点からも介護の現場を勉強したいという人には、ぴったりの職場だと思います。ぜひ転職を検討されてみてはいかがでしょうか?ただし、介護療養型医療施設は病床数が減少傾向にあるため、求人そのものは他の施設に比べると少なめです。もし介護療養型医療施設の求人がみつからない場合は、重度の要介護者の受け入れが今後加速していく介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)や、医療スタッフ配置の多い介護老人保健施設への転職を考えてもよいかもしれません。まずは以下のサイトに登録して、求人情報をチェックしてみてください。

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