ケアマネージャー(介護支援専門員)の求人・年収・転職のポイント

ケアマネージャー 転職

ケアマネージャーは、「介護支援専門員」の資格を持つ人の通称であり、要介護者やその家族の要望を細やかにヒアリングした上で最適なケアプランを提案するその姿は、「スポーツチームの監督のよう」と言われることもあります。ここではケアマネージャーの仕事内容ややりがいについて、また、ケアマネージャーが抱える悩みや転職のポイントについて紹介しています。

ケアマネージャーってどんな仕事?

ケアマネージャーの基本的な仕事は、介護認定を受けた介護サービス利用者やその家族の相談に応じて、最適な介護サービスをプランニングすることであり、ケアプランの作成や関係機関との連絡・調整を行います。

また、ケアマネージャーに必要な「介護支援専門員」の資格は国家資格ではなく、都道府県が管理する公的な資格であり、資格を取得するために必要な研修も都道府県ごとに実施されています。2000年に介護保険制度が創設されてから、多くのケアマネージャーが介護支援専門員の資格を習得するようになったため、「ケアマネージャー=介護支援専門員」と捉えることが介護業界では一般的です。そのため、ケアマネージャーが転職活動を行う際には、介護支援専門員の有資格者であることが必須であることが多く、資格だけではなく業務経験や専門的な知識・スキルを有していることが求められます。

ケアマネージャーが抱える3つの悩み

ケアマネージャーの仕事は責任とやりがいが大きな仕事であるため、介護業界の中でも特に人気の高い仕事の1つです。しかし一方で、悩みやストレスを抱えてしまい転職を考えるケアマネージャーがいることも真実です。ここでは、ケアマネージャーが実際に抱える悩みやストレスについて、またそれらと上手く付き合う方法や転職のコツについて紹介しています。

1.多くの人と関わる仕事であるため、人間関係のトラブルが起こることがある

ケアマネージャーは、要介護者や介護スタッフなど多くの人と連携して仕事を行うため、上手くコミュニケーションすることができなかったり人間関係がこじれてしまったりすると、働きづらさを感じることがあります。具体的には、ケアマネージャー1人で30人を超える要介護者を担当したり、ヘルパーに的確な指示を出したり、行政スタッフ・介護用品の営業マン・病院関係者・地域包括支援センターのスタッフなど外部の人と良好な関係を構築することが求められたり、といった難しさがあります。

2.「交代」の要求は精神的なストレスに繋がりやすい

ケアマネージャーにとって、一部の要介護者やその家族から「交代」を告げられることは避けて通れないものですが、特に自分の知識やスキルに自身がある人やモチベーション高く仕事に取り組んでいる人にとって、この交代要求は大きな精神的ストレスになることがあります。

交代を要求されてしまう主な原因としては、ケアマネージャーの仕事が忙しいあまりに、要介護者やその家族が「自分の優先順位が下がっているのではないか」「ミスが起きそうで不安」といった感情を抱いてしまうことが挙げられます。具体的には、上限いっぱいの35人の要介護者を担当したり複数の介護施設や訪問介護も兼任したりするケアマネージャーが、このトラブルに直面するケースが多いようです。

このリスクを回避するためには、転職によって職場環境を変えるという方法もありますが、まず自分の仕事の進め方や時間の管理の仕方を見なおしてみることが重要です。プロのケアマネージャーとして、介護サービスを利用する全ての人に最適なサービスを提供できるようになることは、自分のキャリアを高めるために欠かせないことです。

3.ケアマネージャーの専門性を活かすことができず不満を感じる

ケアマネージャーとして採用されたものの、簡単な仕事や雑用ばかりで自分の専門性や経験を活かすことができない、という悩みを抱えるケースがあります。また、実際に民間の介護施設に転職した人の中には、入居者獲得のための営業を命じられてしまいやる気が無くなった、という人もいます。

このような問題に直面しないためには、転職を決める前に実際の職場環境や仕事内容を細かく確認しておくことが大切です。介護専門の転職コンサルタントに相談したり、介護施設が行っている就業体験に参加したりすると良いでしょう。また、あまりに転職を繰り返してしまうとキャリアに傷が付いてしまい、徐々に転職が難しくなっていくということも覚えておきましょう。

ケアマネージャーが転職を成功させるポイント

介護支援専門員の資格は、より専門性の高い資格になっていく

少子高齢化の進む日本において、ケアマネージャーを始めとした介護職員の採用ニーズは高まり続けています。また、ケアマネージャーについては、特に人材の質や専門性を見極めたいという雇用主側の要望が大きいというトレンドがあります。このような背景から、介護支援専門員の資格制度は、2015年から段階的に見直しが行われる予定です。

具体的な見直し内容は以下の通りですが、つまり、より専門性の高いケアマネージャーを社会に送り出すことを目的としています。

  • ①試験の解答免除の廃止
  • ②出題内容の変更
  • ③受験資格の変更(2018年度以降)

特に「③受験資格の変更」は大きな変更点であり、以下のいずれかの条件を満たすことが求められます。

  • 特定の国家資格を所持し、かつ一定の実務経験がある
  • 相談援助業務の一定の実務経験がある

つまり、これまでの受験資格だった「5年以上の介護実務経験」だけでは受験することができなくなる、ということです。そのため、現在介護支援専門員の資格を持つ人であれば、忘れずに講習を受けて資格の更新をしたり、若手のケアマネージャーに負けないようにスキルアップに努めたりということが大切です。また、これから資格の取得を目指す人であれば2017年までの取得をおすすめします。

転職に活かせる資格を取得して自分の武器にしよう!

一般的な職業と同じように、介護職の転職においても「資格」は大きな武器になります。ケアマネージャーの上位資格(関連資格)として、「主任ケアマネージャー」「居宅介護支援事業所の管理者」「認定ケアマネージャー」などがあり、ケアマネージャーとしての専門性を証明する資格として評価されます。介護支援専門員資格制度の変更の動きも含めて、今後のケアマネージャーには更に豊富な知識と高いスキルが求められ、介護職の社会的地位も高まっていくことが予期されています。その来るべき時に備えて、自己研鑚を続けるようにしましょう。

ケアマネージャーに求められる4つのスキル

ケアマネージャーとして仕事をする上で、介護の専門的な知識や実務経験があることは前提条件であり、年収アップやキャリアアップを実現するには以下に挙げる4つのスキルを習得することが大切です。いまの仕事を通じてこれらのスキルを身に付け、面接のアピールポイントとして活用しましょう!

1.良好な人間関係を築くための「コミュニケーション力」

良好な人間関係を築くため、また人間関係のトラブルを防ぐためにもケアマネージャーには高いコミュニケーション力が求められます。コミュニケーション力の中でも特に重要なスキルは、介護サービス利用者の要望や悩みを「聞く力」であり、ヒアリングした内容を元に最適な介護プランを提案することです。どんなに高度な介護に関する知識を持っていたとしても、相手に合った介護プランを考えることができなければ、ケアマネージャーとしてのキャリアアップは難しいでしょう。

2.忙しい中でもキッチリと!「事務処理能力」

ケアマネージャーの仕事は、介護サービス利用者と接するだけではありません。ケアプラン(居住サービス計画書やサービス利用票など)・同意書・日報など、様々な事務書類を作成することも大切な仕事の1つです。そのため、ケアマネージャーには事務作業を効率的に処理する力が求められます。

3.広い視野で業務を進める「マルチタスク力」

これまでに紹介してきたように、ケアマネージャーの仕事は多岐に渡るため、時には忙殺されてしまうこともありますが、介護サービス利用者に良質な介護サービスを提供するためにはどの仕事も欠かすことができません。そのため、ケアマネージャーには、広い視野で業務を滞りなく進めることができる「マルチタスク力」が求められます。

4.介護施設経営者の目線で考えることができる「財務・税務の知識」

ケアマネージャーは介護施設経営者にとって良きパートナーであり、時には経営に関する相談を受けることもあります。また、将来的に介護施設の開業を視野に入れている人であれば、経営に関する知識を身に付けておくことは必須です。そのため、ケアマネージャーには、介護施設経営者の目線で考えることができる「財務・税務の知識」が求められます。

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